いぬ大好き かもめワン!

多摩川の自由犬だった エルのお話

かもめは 自他共に認める猫好きだけど 犬も叉 大好きだじょ!
そんだからして ワン達との話題は実に豊富だ!
中でも一番記憶に残っているのは 父が多摩川で拾ってきたエルブス。

その時すでに彼女は成犬で(獣医が言うにはその時点で4,5歳)
多摩川のサイクリングロードに捨てられていた由緒正しい雑種犬の姫!

気立てはとてもいい子で ずーっと繋がれいた生活を送っていたらしく
上半身は少々グラマーで も下半身はとても貧弱で痩せていた。

おまけにフェラリヤとベン虫に身体を犯されていたので
ファミリーになるや 獣医さんのお世話になりっぱなしのワン公をでした。

フェラリアの薬って 毒薬”ヒ素”なんだけど そんなものを飲ませて
犬のお岩様になったらどうしよう?っと
おっかなビックリしながら 因果を含めーのの薬を飲ませーのだった!
幸い生命力があったので その後10数年共に暮らせたワン子でした。

名付け親は かもめでみんなに愛されるようにLOVEから
一文字を取って エルにしました。

義理の兄貴は 外人なのでハッキリと日本人的エルの発音が出来ず
「なんでそんな名前つけたの?そうか、エルビスのエルか」などと
訳のわからないことを言って かもめは勝手にプレスリーのファンにされた。

エルは女の子としては 決して器量が良いほうでなく
いつしかエル”ブス”と呼ばれる破目になっちゃった。(笑)

エルブスはリードをつけて散歩をしたこともないようで
最初は人と一緒に歩くことも大変だった!
腰はフラフラ、人込みに行こうもんなら挙動不審の犯罪者みたいで
ビクビクしてて 人前に出し堂々とさせるまで
ホントに時間もかかり野良犬を飼い犬に変身させるのって
難しいななんてね、、、エルは どうもB型らしくおだてに弱い!
ひたすらご機嫌を取って褒めてたら、いつしか 人も羨む
芸達者に変わっていた!しめしめ。

そう言えば 横座りが好きな子で 誰が呼んだか”芸者犬”の
ニックネームまで もてるモテル存在でご近所の人気者にもなった。

一時はアフガンハウンドを飼いたがっていた姉はエルが来たため
夢破れ 疎ましくエルには心を中々 開いてあげず気になっていたが、、、

しかし、かもめ以上の動物好きだぁ〜!
その内なんとかなるだろう?高みの見物だーい!!

幾ら容姿がいまいちでも 飼えば情が涌くのが世の常だ!
いつしか気がついたときには しっかり姉の犬に昇格していた。

当初はいきなり家の中では飼えないので庭で暮らしていたけれど
姉とベットを共にするほど可愛がられることとなり
エルの素直な優しさには 一家をあげてのアイドル的存在となる。

人の気持ちを勘所良く理解し 出過ぎず丁度 良い塩梅だったんだけど
幸せはいつまでも続かない!
此奴には困った事件を何回も起こされてしまった!

事件の発端は大切なお客様が見えたとき

彼が玄関で靴を脱いだときだった、庭に出ていたエルが何と
コッソリ後ろに回り アキレス腱のあたりをマジで
唸りもせずに噛みついた!頭が真っ白になったじょ!
(が、一晩寝てもマリー・アントワネット状態には ならなかった。)

かなり痛く咬んだらしくお気の毒でしたけど
男は泣き言を言ったらあかん!そやっ〜!
ひたすら絶えての お早いお帰りーーーーぃ。(笑)

今でこそ 笑って話せるけど その時はね、、、

その一件で凶状持ちとなったエルを かなりの神経を使い
矯正に励んだが 嫌いなタイプは いつも虎視眈々と
狙いを定めているようだった(笑)咬まれた人には悪いけど人を見る
センスには たけていて かもめは妙に納得せざるを得なかった(笑)

しかし、絶対許せない事も仕出かしたっ!
お手伝いさんが窓を拭きながらベランダを出入りしているスキに
後ろから近づき かなり強く噛みついたのだ!!!
この時も咬んだところはアキレス腱あたり。

お手伝いさんは若い女性で 何回も会っているのに、、、?
家を守ろうという意識からかなのか?侵入者扱い!
外に出ないように 隔離部屋に閉じ込めた恨みなのか理解に苦しむ!

この時ばかりは お手伝いさんのショックは大きく。とても可哀想で気の毒!

当たり前だけど お医者様の費用から 仕事の保証から
慰謝料までと大変なことになってしまった。

姉のお気に入りのお手伝いさんVS姉のお気に入りのエルワン!
彼女はエルが恐く、それから2度と家には寄りつかなかった。
きっと、いまでも犬嫌い人間してると思うじょ!<m(_ _;)m>

そんなエルだけど 姉に子供が産まれたときには
実に甲斐甲斐しく面倒を見ていったっけ、、、
尻尾を捉まれようが 振り回されようが 何をされてもジッと絶える姿は
同じ犬かと思えないほど 不思議で微笑ましい光景でした。

時々 我慢できず 軽く手を咬んで教えてたり
枕代わりになったり 「まるでシスターだね。」
アメリカ人の義理の兄も 心からそんな風情を楽しんでいたっけ!

或るときは いけない子で 叉 或るときは
ラブリーなエルが老衰で亡くなったときは 体から力が抜け
事あるごとにエルを思い出し 幾度泣いたことか、、、

それ以来、家では犬は飼っていない。
何故って、エルとの思い出を大切にしたいし

あの子以上 のワン子に二度と巡り合えないと思っているから。。

年若い時のエルは 幸せ薄く 多摩川暮らしもあったけど
死に行くときは みんなに見守られ 高輪の超高級マンションで
命の終わりを迎えました。

今は歴代のペットと同様 多磨霊園の慈恵院で眠っています!
辛いとき悲しいとき 傍にいてくれたらと今でも思い会いに行く。

エルに一番 甘えていた かもめの ペット回想録でした。

余談だけど姉の家では 現在ラグドールキャットを飼ってるけど
時々エルが乗り移るらしく
凶暴な噛み付き猫”
ハルク”になるらしいよ(^_-)☆

因に彼女の名は 「ミスティ」














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